HARDモードクリア!!!壊れたヌンチャクですが、サポセンの返答は最終的に「調べるから送って」でした。
保証期間はきれてるし、HPで見ると修理は大体1000円。連休はさむから修理して返ってくるのに約2週間。
……結局、新しいのを買いました。
新しいヌンチャクが快適すぎて、さくさく進みました。
その勢いでクリア!
以下、「十の触」からクリアまでの感想になります。
長四郎の最期は、やはり切なかった。もともと島とは関係ないはずなのに、たまたま無苦の日に島へ渡ってしまったがために終わることのない鬼ごっこを8年間もしてしまうなんて。
しかし、彼は本当に小夜歌さんにベタ惚れだな。
おかあさんの方はどうだったんだろう。長さんのこと…
島を出てから2年間も交流が続くということは、それなりに脈はある気がするのですが。
最後にやさしいお父さんに戻ってくれたけど、宗也が娘にしたことはやはり母としては許しがたいのでは…?
ラストで、流歌を助けに長四郎が来ますよね。
病院前で小夜歌と再会してそこでループから解き放たれたと言っても、この時点では長四郎はまだ成仏してないのでしょう。
小夜歌と違って、長四郎は朔夜によって咲かされて死亡している。千堂さんもそう言ってましたし、直接の死因でなくとも咲いたことは間違いないと思います。おそらく帰来迎が正しく行われない限り、彼の魂はループからは解放された状態で(自分が死んだと認識したうえで)島に囚われ続けているのではないかな。ただ、彼は他の怨霊とは異なり、恨みや悲しみなどがない。怨霊化する原因となるようなものは、小夜歌のおかげで持っていない状態です。
だからただの霊であり、最後に流歌を助けるために動くことができた。
小夜歌の「流歌を助けてやってください」という願いを、本当に叶えるために。
しかし、この時の長四郎の表情……
彼も、流歌を娘のように思っていた……んじゃ、ないかなあ。
小夜歌のことを好きなら、流歌は外せないですもの。
長四郎の知っている流歌は自我を失った状態で、長四郎の知っている小夜歌は過去を捨てて娘と新しい思い出を重ねていこうと健気にがんばる母。
ならば、3人で家族として暮らす日々を想像しなかったはずはない、と思うのです。
小夜歌と連絡を取り続けていた2年間、訪れるたびに流歌に手土産を持っていって、自我を失っている流歌にいろいろ話しかけている長四郎の姿というのは、なんとなく想像できるのですが。
その子供がいつの間にかこんなに大きくなって、過去と向き合い、皆を救うために一人で戦ってる。
自分がループしていた時の長さを感じると共に、流歌に対する万感の思いも抱いているのでは。
「よくやったな。心配いらない。もう、大丈夫だ」
と、かつて病院地下で救った時と同じような台詞を心の中で呟いてそう。
流歌の方はどうでしょう。彼女、あまり覚えてなさそうですよね…
助け出された後の記憶は曖昧だし、その後も病状は最悪だったので記憶は残ってないはず。
霧島長四郎という名前を知っているかも微妙だと思います。
ただなんとなく「安心できる」というイメージだけは覚えているといい。
最後に現れた長四郎を見て「この人だったんだ」と気づいてあげられたら、長四郎も報われるのですが。
まあ、直後にお父さんが全てを持っていきますけど(笑)。
宗也と長四郎の振り返る角度がちょうど対称になっているのはなかなか興味深いんですけど、私だけですかね。
その後、念願のHARDのエンディングも見ました。
叫ばせてください。
まどかああああああああああぁぁぁぁーーーーー!!!!!。・゚・(ノД`)・゚・。
1周目では分からなかった、海咲のその後が明らかになりました。
囚われた場所で目を覚ました海咲(円香が同じ場所へ行った時はどこにいたん?)。
その海咲の前に、光に包まれた円香が現れる。円香の元へ行き、手が触れ合うほどの距離で言葉を交わす(見つめあってるだけかもしれん)海咲。
円香は海咲に微笑みかけ、そして消えていきました……
海咲が円香の元へ歩いて行った時、海夜は最初と同じ場所に放置されたままでした。
あの人形は、海咲が海咲であることを忘れないためのもの。そして朔夜を忘れないためのもの。
それを置いて円香のところへ――というのは、深読みしようとすればかなり深いと思います。
それは、もう海咲が自分を確かめるものは必要なくなったということ。
つまり、そのための”代わりのもの”も必要なくなったということ。
助けに来てくれた円香は、朔夜や海夜の代わりではない。
ここで初めて海咲は円香と本当の意味で向かいあえたのでは。
初めて、友達として。
――それは、円香がずっと願っていたことでした。
病院でも一人で、いじめられ続けて、海咲の家に引き取られた後も多分ずっと小さくなってて、
海咲の機嫌を損ねないように、捨てられることを怯えながら一緒にいて。
朧月館でも一人にされて、恐怖のどん底でたった一人死んでいって、「たすけて」「置いていかないで」と叫ぶ怨霊になってしまって。
円香は常に受身で、そして悲しい思いをしていました。
そんな彼女が、「置いていかないで」と嘆くのではなく、会いに来た。
そして「たすけてもらう」んじゃなく「たすけた」。
初めて海咲と対等に向かい合えた。
それで、あの笑顔ですよ。なんちゅー優しい顔で微笑むんだこの子は……
泣くしかないんじゃんかああああ。・゚・(ノД`)・゚・。
良かったね円香、最後に笑えて良かったね…!
そんでもって、
スタッフロールは自重しろばかあああああ!このスタッフロールが消えないかと思って、ギャラリーでHARDエンディングをもう一度見てしまったよ。
やっぱりスクロールされてきたときのがっくり感といったらorz
ここではスタッフロールを消して欲しかった…!
円香の最高の笑顔がちゃんと見たかった…!
この円香を見てから、ED後の海咲が気になって仕方がありません。
流歌は失っている人は既に失っているので、過去の記憶を取り戻し、トラウマだった父親の優しい笑顔も思い出し、静かに月の音をピアノで演奏するようになってます。亡くなった方の魂を弔っているんだろうね。
でも海咲は……
嫌がる円香を連れてきて、そのせいで(ということでもないけど)彼女は死んだ。
今まで円香は海夜に代わる人形のような存在であり、無意識のうちにそのように扱っていたことに気づかされ、円香が傷ついていたことも知ってしまった。
それでも円香は最後に自分を助けてくれて、しかも全てを許してくれた。
やっと友達になれた瞬間、円香は霊域へと旅立ってしまうのです。それを海咲は見送るしかなかった。
海咲は、流歌のように静かに死者を弔うことができるのでしょうか……
多分この先、すごくつらくなると思います。
円香はすべてを許して笑って逝ったから、謝ることはあまり意味がない。
ただ、友達がいなくなったことが悲しいって泣くといい。
苦しさをためこんだりしないように、いっぱい泣くといいよ。
流歌は、海咲のためにもピアノを弾いてあげてください。
これからも生きていく2人の魂にも、安らぎあれ。
最後に気になるのは、本土で最初に変死した2人。
どうなったんだろう。彼女たちもきっと成仏できたよね…?
本土からバビューンと魂が飛んできた様子はなかったけど(飛んできたら感動シーンが台無しになる気もするけどw)
そのせいで帰来迎の救済から漏れてたら泣くに泣けないぞ。
でも、これでやっと完結したなあー!
本当に面白かったです。怖かったけどねw
ストーリー的には刺青の聲が個人的に最強ですが、あちらは恋愛、今回は家族と友情と捉えてます。
別の形でよかったぜ…!
ちなみにHARDモードのクリアランクはCでした。
今回人形探しの手間はなかったけど、浮遊霊は結構撮ってたし、ぐるぐるもしてたし(笑)、こんなものかな。
アクションは元々苦手なので、ナイトメアモードは多分やらないと思います。
除霊したくなったらミッションモードをやろうかな。長四郎の刑事時代のスーツを手に入れたので、それも見たいし。
改めてゲームの感想を書くかは、今のところ未定です。
時間が取れたらということで。
ではでは、これを読んでくださっている方がどれほどいらっしゃるかわかりませんが、お付き合いありがとうございました! 楽しかったよつきはみ!!
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ハードクリアおめでとうございます!
2009/09/26(Sat)23:19
何やらナイトメア級の難しさでプレイしてたみたいですね。
流歌ドリル……。
八の蝕ラストで記憶を取り戻した海咲が号泣した本当の理由。
多分「こんな人形のために私は円香を……」
だと思うんですよね。
海咲だってもう大人です。
どんなに『たいせつなひと』でも
生きてる人間と死んだ人間のどちらが大事かくらいわかるはずです。
円香はそこで海咲の気持ちを知ることができた。
「私は大切な人の代わりなんかじゃなかったんだ」って。
だから海咲が罪の意識に苦しまないために許し、微笑んだ(ホントいい顔ですよね)。
「大丈夫。私は海咲の気持ちわかってるよ。
海咲が私のことを覚えててくれる限り私は海咲の中で生き続ける。
(一緒に○んだら?なんていってごめんね、テヘ)←ココ小声」
『ひとつの死はその人の中に棲まひゐし幾人の死者をとはに死なしむ』
これは稲/葉/京/子さんという方の詩で、刺青のコエと共通のテーマです。
海咲がこの出来事を忘れることはないでしょう。
けど、だからこそ
海咲は島から出た後もちゃんとやっていけるんじゃないでしょうか。
……と、妄想入り混じりな解釈ですがいかがでしょうか?
全く。零シリーズはホラーを売りにするにはもったいないくらいシナリオが研ぎ澄まされてますよね。
{追:感動をぶち壊してくれた人}
宗也「祭りには麺が必要だ~」「麺打ちは失敗したのか~」
流歌「教えて!お父さん。お父さんは…、ラーメン屋さんだったの!?」
真エンド見るまで雰囲気潰したくなかったのにお父さんがやってくれました。
{ながーいコメントで恐れ入ります}
No.1|by .舞成|
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