「十の触」が終了!
呪われた円環に 終止符がうたれます
長四郎のターン@「十の触 残桜(ざんおう)」画家の曲木さんの部屋からスタート。
前回、女性の絵を見て「あの日…この島から人が消えた」と言ってましたね。
その絵を写してみると『忘却の光景』というタイトルの画像が浮かび上がってきました。
場所は、朧月館の中庭。
「あの祭りから二年後… 俺は灰原を追ってこの島に戻っていた…」
「あの女を見て… それから… 思い出せない…」ちょっと待ってくれ。何この嫌なフラグ。
咲いている朔夜を見た?それって島中の人がいなくなった無苦の日……だよね?
生き残った人って、いた、っけ…………?
あれ、でも長四郎って流歌母の小夜歌さんに頼まれて島へ渡ってきたのよね?
ともあれ、ヒントは中庭を指しているので、そちらへ向かうことにします。
でも、その前に寄り道。
曲木さんの部屋を出たら灰原燿の姿を見つけたので、ギャラリーへ。
ギャラリーにある朔夜の絵を見つめる灰原燿。
ここにある彼の手帳。そして別の時に見つけた、亞夜子の部屋に隠されていた手帳。
これらを合わせると、以前の疑問に対する確証が得られました。
灰原燿と朔夜は、
単なる姉弟の関係じゃない。おーい院長、あなたは知ってるの?娘と息子が……で、あなたは良いの!?
しかし、燿と朔夜が……ってことは。
燿の娘だと思っていた亞夜子の母親って。…うーわー
……ああ、ではひょっとして、亞夜子が海咲を嫌いなのって、これが原因でもあるのかしら。
どうみても海咲の方が朔夜の側にいるし、大切にされてるもの。
灰原燿は、姉であり恋人である人と共に暮らせるように、犯罪を犯し帰来迎をやろうとしたんだね。
その、自分の大切な人さえ良ければ他はどうでもいいという思考は好きじゃない。
けど唯一ストッパーになる存在が朔夜で、そのストッパーを失った状態だったってことか。
仕方のない男だな…。
ギャラリーまで灰原燿を追ってきた長四郎ですが、そこで彼の姿を見失いました。
そこで当初の目的たる中庭へ行こうと思ったのですが、
振り返ったら
1秒前にはなかったはずの
真っ赤な車椅子が
真後ろに出現してました。
こっええ!
そっと通り過ぎようとしたら、千堂翳の霊が
背後から凝視してきやがりました。
こ…っえええ!戦闘後、彼女が気になるメモを落としていったのですが……
「あの人は、庭にいる男を見た。男の顔は崩れた」ちょ。
この男って……男って!?
このあたりから、気になる情報が一気に手に入り始めます。
まず、中庭へ辿り着くと、長四郎に過去の記憶がフラッシュバック。
朔夜と戦闘。
戦闘後、地下で拾った調査テープ。
この3つの情報をつなぎ合わせると、こんな感じになりまする。
・長四郎は、10年前に神隠しにあった少女たちを発見した
・それから2年後、再び島を訪れた
(流歌たちは島をとっくに出ている。長四郎が来たのは灰原燿が潜伏しているという噂を聞いたため)
・朧月館で聞き込み。ギャラリーで朔夜の絵を見て、朔夜と燿の関係に朧気に気づく
・中庭へ。突然、みながうめき出し、顔を手のひらで覆い始めるのを見る(無苦の日が始まる)
・地下から上がってくる朔夜を見つける
・咲いてしまった?
・灰原燿を発見し、追いかけるマジでか。
長四郎、咲いてしまったのか…?
でも、今回は小夜歌に頼まれて流歌を探しに来たんだよね。
そのまま、地下を進み、帰来迎が失敗してから朔夜が寝かされていた忌ノ宮へ。
ここ、ラスボス対峙ステージかと思ってましたが、ただの地下牢でした。
(地下牢でしょう、これは……ひどい環境)
ここで、月触の仮面の一部を発見します。
そして、それを流歌に渡すように頼まれます。
――
小夜歌に。おいおいおい。
しかも「流歌を助けてください」と言った小夜歌が……
消えたぞ? 霊 じ ゃ な い か 。し、死んでたのか!?
ちょい待て。じゃあ冒頭で流歌のことを頼んでいた小夜歌も!?
じゃあ、それを
対 面 で 聞 い て い た 長四郎って…!
このあたりから、一緒に見ていた母と意味不明の唸り声を上げつつやってました。
小夜歌から、流歌は地下の洞穴にいると聞いたので仮面を持っていきます。
そして手渡す……
手渡した流歌は、
10年前に発見した時と全く変わらない子供の姿でした。
でも前回、流歌の冒頭シーンで、彼女は全く同じ仮面の一部を長四郎から手渡された。
「お母さんに頼まれてきた」という台詞も、まったく一緒。
けれどその長四郎は、流歌からは
影のようにしか見えなかった……ね…………
うあああああああ!!orz
つまり、長四郎は、今の
17歳の流歌を知らないんだ……!!
長四郎にとっての流歌は10歳の頃の姿でしかない。
彼の時間は、
8年前に朔夜が咲いたのを見たあの日から止まってるんですね。
もう、これらが意味することは一つしかない。
長四郎の背後に、灰原燿が現れました。
「鬼ごっこも…結構面白かったな」……長四郎が、ってことは、彼も、なんでしょうね。
朔夜が咲いて島に無苦の日が訪れたのを見て
「こんなはずでは」「もう終わりだ」って苦しそうでしたし。
灰原燿に誘われるように、屋上へと向かいます。
シーツがバタバタしていて視界の悪い屋上で、灰原燿を探す長四郎。
「どこだっ!」と叫んだ時――――物陰から、
ナイフでぷすりとやられました。この時の灰原燿の表情が何とも言えなかった。
全てを失って、空虚になった顔。
この人は結局、求めていたものを何も得られなかったんだもんな…。
最後の力を振り絞った長四郎と一緒に、病院の屋上から地面へとまっさかさまに落ちていきました。
そして、三の触で長四郎が初登場した時のシーンへ。
ああああぁぁああぁあぁああああ…!!
最初に地面に寝てたのは、そういうことだったのか!!!!!ループしてたのかあああ…!!
全てを悟った長四郎に、小夜歌が近寄った。
小夜歌の顔を眺めて悲しそうに微笑む長四郎。
2人が佇む病院前からフェードアウトして、十の触が終了でした……
なんてこったorz
自分なりに、整理しました。
・長四郎は、10年前に神隠しにあった少女たちを発見した
・これがきっかけで、小夜歌と親交を持つようになる
・それから2年後(8年前)、再び島を訪れた
(流歌たちは島をとっくに出ている。長四郎が来たのは灰原燿が潜伏しているという噂を聞いたため)
・朧月館で聞き込み。ギャラリーで朔夜の絵を見て、朔夜と燿の関係に朧気に気づく
・中庭へ。突然、みながうめき出し、顔を手のひらで覆い始めるのを見る(無苦の日が始まる)
・地下から上がってくる朔夜を見つける
・咲いてしまった
・灰原燿を発見し、追いかける
・病院の屋上で、灰原に刺される
・灰原と共に屋上から落下し、死亡
・死亡した場所で目を覚ます
・灰原を発見し、追いかける
・追いかけっこの後、最終的に病院の屋上から再び落下する
・死亡した場所で目を覚ます
・……というループを、自分が死んだことに気づかないまま8年間繰り返す
・流歌が朧月島へやって来た
・既に死亡していた小夜歌が、長四郎の霊にもう一度あの子を助けてくれと願いを託す
・流歌に仮面を手渡し、小夜歌の願いを叶えてやることに成功する
・ループが崩れたことで自分の死に気づくことができ、小夜歌が迎えに来てくれる
・8年間にわたるループに終止符が打たれた途中から長四郎が生きていることはないだろうとほぼ確信していましたが、ループには気づいてませんでした。冒頭シーンに繋がった時に鳥肌が立ったよ…!
長四郎~~!。・゚・(ノД`)・゚・。
小夜歌に対する想いが切ないじゃねえかこの野郎…!
長四郎の武器が射影機じゃなくて初登場の霊石灯だったのも、彼自身が生きている人間じゃなかったからなんだね。
強いのも、自身が霊だったからなんだね(主人公たちの強さは霊感に比例するらしい)。
そして長四郎が開けた道が、流歌や海咲たちでは開いてなかったりしたのは、時空間が異なるからだったんだね……
ああああ、それにしてもひどい。好きだったのに…
これで、残ったのは流歌ただ一人になりました。
次は当然流歌でしょう。
次回、十一の触。
その次は終の触。
終わりが見えてまいりました。
どうか皆の魂に救いと安息が待っていますように…!
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