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ののたびじ

ゲームのプレイ日記をつけていこうと思います。
幻水新作プレイ中。

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2025/01/19(Sun)15:33

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つきはんでない日記・2

2009/01/25(Sun)00:59

感想を書く前に、自分用メモ。
過度にネタバレをせずストーリーを書くならこんな感じになるかしら。



10年前――

本州の南に浮かぶ小さな島・朧月島。
月を信仰の対象とし、月幽病という独特の風土病があるこの島で、10年に一度の祭りが行われた。
それが、朧月神楽。

この神楽が行われた際、いくつかの事件が起きた。
朧月神楽を舞っていた、「器」と呼ばれる女性の死。
朧月神楽で演奏を務めていた、「奏」と呼ばれる少女たちの昏倒。
そして、朧月神楽を観覧していた5人の少女の神隠し。

やがて、警察の元に1本の電話が入る。
それは行方不明になった少女たちが病院に地下に隠されているという内部告発だった。
この告発を受け、一人の刑事が朧月島へと向かう。
彼の名前は霧島長四郎。
病院の地下にある暗い洞穴で彼が見つけたのは、月光を浴びてぼんやりと立っている、「奏」の格好をさせられた5人の少女だった。

少女たちは神隠しに合う以前の記憶を一切失い、自我さえもほとんど残っていなかった。
霧島は、この行方不明事件の裏に、本土で起きた連続殺人事件の容疑者・灰原燿の影をみる。

それから、2年後――

朧月島から、人が消えた。
島民の多くが死亡し、死亡が確認されなかった者は行方不明となる。
ただ一人保護された少女には意識がほとんどなく、やがて彼女も死亡した。
島の者であれば、分かっただろう。
かつて、帰来迎という儀式が失敗した後に起きた「無苦の日」と呼ばれる災厄が、再び島を襲ったことを。

そして、島を訪れる者はいなくなった。

それから、さらに8年後。
朧月神楽の祭りがおこなわれ、5人の少女が神隠しにあってから10年後――

2人の少女が死んだ。
神隠しにあった5人のうちの、2人。
何かを怖れるように顔を両手で多い、苦悶のうちに倒れていった。
残る3人の少女・水無月流歌、麻生海咲、月森円香は、2人の死を聞いて疑問を抱く。

友の死に、神隠しは関係あるのだろうか。
失われた記憶を取り戻せば、その答えは見つかるのだろうか。

海咲は、円香を連れて朧月島へと渡った。
あの時、何があったのかを思い出したい。その思いと共に、彼女にはもう一つの目的もあった。
自分には、いつも側にいてくれる人がいたような気がする。何か、なくしてはならない大切な存在をなくしたままでいるような気がする。
失ってしまった記憶と、失ってしまった「たいせつな人」。
彼女の家に伝わる「過去を写し出すカメラ」を手に、海咲は朧月館の中を歩き始めた。

円香は、海咲に連れてこられただけだった。
死んでしまった2人のように死ぬことは怖い。だが、過去を思い出すことも怖い。
思いつめたような顔をして先を歩く海咲を見ていると不安だけが募っていく。
朧月館で海咲とはぐれ、たった一人残されてしまった円香。
彼女は朧月館に広がる闇の気配に次第に飲まれていった。

流歌は、海咲と円香が朧月島へ向かうことを、本土で聞いた。
彼女の足をとどめていたのは、母の言葉。
『あの島へは近寄らないで』『思い出さない方が良いこともあるの』
だが、円香からの連絡が絶えると、彼女も決意する。
自分も、知りたい。あの時、何があったのか。
失われた記憶の先に、何があるのか。
流歌はずっと気になっていた。
神隠し以前の記憶がないこともさることながら、父の記憶もないことに。
心の中で響き続けるかすかな旋律に。

そして流歌は、たった一人で朧月島へと向かった。
それを知った流歌の母・小夜歌は霧島に願いを託す。
どうか娘を救ってやって欲しい。助けてあげて欲しい…と。
神隠しにあった5人を保護した元刑事・霧島は小夜歌の頼みを快諾する。
探偵となった後も灰原燿の行方を追っていた彼には、島で灰原を探すという別の目的があった。


満月に照らされた朧月島を、3人が歩く。
朧月神楽から10年目。
それは、祭りが開かれるはずの日でもあった。
折りしも今夜は月食。時間が経つにつれ、月の光は徐々に細くなっていく。


様々な疑問を抱えながら、3人は歩く。
朧月神楽の日、一体何が起きていたのか。
「たいせつな人」とは誰なのか。
父親はどんな人で、何をしていたのか。
灰原燿は、この島にいるのか。
――円香は、どこに消えてしまったのか。


彼女たちに、過去に囚われたままの魂が怨霊となって襲い掛かる。

病院に勤める看護婦(1980年代の設定なので、看護師ではなく看護婦と称される)。
入院していた患者。
朧月神楽を楽しみにしていた島人たち。
月幽病を患っていた、かつての友。

そして、失った記憶の断片が、幻影として現れる。

連れ去られていく、7歳の流歌や海咲。
入院患者同士のいじめ。
母の面影。
父の背中。
被せられた仮面。
鳴り止まぬ旋律。
舞を踊る、美しい女性。



――すべては、月の光の下で。

大切な人を大切に想うがゆえに始まり、

そして終わった。
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No.66|零~月触の仮面~Comment(2)Trackback()

Comment

はじめまして

2009/09/02(Wed)00:32

はじめまして。
こないだ月蝕をクリアして考察サイトを巡ってるうちにノダさんのブログに辿りついた者です。

ノダさんの考察力がすごくてホント参考になりました。チョーさんには伏線いっぱい出てたんですねぇ……。私なんか屋上からダイブするまで気付きませんでしたよ。

EDで流歌が流歌父の顔を思い出すシーンやばかったっス。テクモの演出パねえっス。物語中盤からああいう風にストーリーを展開できる脚本も素晴らしいですよね~。

ところでノダさん。HARDはクリアされましたか? HARDエンドではなんと。
×咲が××を××××て、×香に×××るんですよ(泣)。
ネタバレ自重しすぎで意味わかりませんね(。。?) 

ではでは長くなりましたがこの辺で失礼します。

No.1|by 舞成|URLMailEdit

はじめまして

2009/09/09(Wed)12:30

>舞成さま

返信が遅くなってしまい、すみません。
怖いものは苦手だったはずなのに、ストーリーのおかげでハマりました!
考察と妄想がだいぶ入り混じっているかと思いますが、少しでも何かの参考になれば嬉しいですw

EDの流歌父のシーンはやばかったです!
しばらく、思い出すだけで涙が出そうになってました……
敵としては間違いなく苦手ナンバー3に入るのですが(笑)。

HARDは情けないことにまだ途中です。
以前、親戚の子が「対戦ゲームするのにリモコンないから貸して」と持って行ってしまい…
長さんの耐久ゴーストバスターズ@墓場の少し手前あたりでしょうか。
間が空いてしまったので、リモコンを返してもらっても流歌の巫女戦が乗り切れるか…!
しかし噂の○香が気になりすぎるので頑張って最後までやるつもりですw

コメントすごく嬉しかったです。
ありがとうございました!

No.2|by ノダ|URLMailEdit

Comment Thanks★

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